”胃腸”お見舞...
気温や湿度が高くなる6〜9月は、食中毒が特に起こりやすい季節です。
なかでもお弁当は、調理から食べるまで時間が空くため、菌の繁殖リスクが高くなります。ですが、ちょっとした工夫で食中毒はしっかり予防できます。
ご家族やご自身の健康を守るために、基本の対策をしっかり押さえておきましょう。
調理前の手洗いは、最も基本であり重要な食中毒予防。指輪や時計は外し、指の間や爪の間までしっかり洗いましょう。
傷口から雑菌が入り込むリスクがあります。絆創膏の上から食品用手袋を装着するのが安心です。
トマトやいちごはヘタをとって洗いましょう
中心部まで火が通るように加熱しましょう。生で食べられるハムや、卵焼きもしっかり中まで加熱を。フライは切って確認するのがベター。
清潔なラップや手袋を使い、直接手で触れないようにしましょう。
野菜や果物は水気をよく切りましょう。
詰める前に、常温程度まで冷ましてから容器に入れましょう。
保冷剤、保冷バッグ、お弁当用保冷シートなどを組み合わせて使いましょう。凍らせたゼリーなどを保冷剤代わりにする方法も。
作ってから食べるまでの時間が短いほど安全です。
梅干しや酢の物など、抗菌効果のある食材をお弁当に取り入れるのもひと工夫。梅干しの殺菌効果は接している部分に限られることに注意。
Q. お弁当は冷蔵庫に入れれば安心?
A. 食べる直前まで冷蔵保管できるなら安心ですが、外出時は保冷グッズの活用が必須です。
Q. 殺菌シートだけで大丈夫?
A. 殺菌シートはあくまで補助です。基本の加熱・冷却・清潔があってこそ効果があります。
食中毒予防の基本は「つけない」「ふやさない」「やっつける」。
少しの手間が、大きな安心につながります。 この夏も、安全でおいしいお弁当作りを楽しみましょう。