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内視鏡室

内視鏡室が新しくなりました。

内視鏡室は平成23年末にほぼ整備が整い新年とともに地下に移転新装されました。新しい内視鏡室は放射線透視施設も含め面積約180平方メートルと緊急の処置にも十分な広さです。待合室も木目調のフロアーに明るい色のソファが置かれ検査前の不安な心境を少しでも和らいでいただけるような内装となっています。また廊下の片隅で順番を待っていただいていたこれまでとは打って変わってプライバシーにも配慮した構造となっています。今回の改装の目玉としてトイレの増設があります。トイレは身体に障害を持たれた方も安全につかっていただけるトイレと合わせ設備内に3箇所設けています。下部内視鏡の検査の場合、洗浄液を飲んでお腹をきれいにする前処置はこれまで通り一階の中央処置室で開始しますが途中からは地下に降りてまっていただくようにしました。検査を受けていただく方々に少しでもトイレの不安を軽減することに役立てばと考えています。

検査だけでなく、治療にも力を入れています

新しい内視鏡室は消化器内科、外科、総合内科の医師がこの内視鏡室を活用して検査、治療にあたります。最新の装備として青緑色の光を強調することで特に早期の食道がんなどの発見に効果があるN.B.I.(狭域帯強調画像)観察。拡大内視鏡、大腸の検査の負担を軽減する炭酸ガス送気などを備えています。

検査だけではなく治療にも力を入れています。消化器内科では口から食事を摂ることが困難になったり、誤嚥で肺炎を繰り返したりする方の栄養摂取のための胃瘻造設をはじめとする緩和内視鏡、総胆管結石に対する結石除去や胆道系腫瘍による黄疸を改善するためのステント挿入などを行う胆膵内視鏡という2本の柱に加えて最近はN.B.I.拡大観察を活用して早期胃癌に対し外科手術に近い根治性を持ったE.S.D.内視鏡的粘膜下層切開剥離術をはじめとした治療内視鏡にも力を入れています。

 

環境、安全への配慮

新しくより快適となった内視鏡室で一人でも多くの人に検査を受けていただきたいと我々スタッフ一同は願っています。

環境、安全への配慮; 他に患者さんに直接目に触れないところですが環境と医療の安全に関しても新内視鏡室は配慮しています。スコープの洗浄についても学会のガイドラインを遵守して自動洗浄機を用いてフタラールという洗浄液で洗っています。患者の方、医療従事者の感染、薬剤曝露、環境汚染を防ぐために十分な対応をしています。

内視鏡での検査、治療を考えておられる方は消化器内科などの窓口に気軽にお申し付けください。

2015年 年間実績
内視鏡的止血術:64件 
日本消化器内視鏡学会認定教育施設 
日本消化管学会胃腸科指導施設 
常勤指導医1人、専門医2人(うち1人指導医兼務)、内視鏡技師4人、ME(臨床工学技士)3人